製造業向けERP構想策定コンサルティングサービス

| ERP

基幹システムの刷新が避けられない状況にありながら、信頼できるパートナーが見つからず、自社業務の特殊性やERPの知見不足に悩まれている経営層の方は少なくありません。私たちは経営戦略と現場実務の両面から構想を策定し、Fit to Standardを軸に中立的な立場で成果に結びつく基幹システムの土台づくりを支援しています。

製造業におけるERP構想策定の重要性

  • 2027年問題・SAPサポート終了対応を契機としたERPグランドデザインの再構築

    SAP ERP 6.0の保守期限、いわゆる2027年問題は、基幹システムを見直す大きな契機です。単なる移行として捉えると、既存の課題を新環境に持ち越しかねません。10年先の事業環境を見据え、原価管理や生産計画を含む業務全体の標準化の方向性を描くERPグランドデザインが、経営判断の質を左右します。

  • 複雑化する原価管理とBOM管理が突きつけるシステム刷新の必然性

    製造業の業務プロセスは、製番管理や個別原価、設計変更に伴うBOM管理など複雑です。この複雑さに応じてアドオンを積み重ねた結果、改修負荷が増大した企業は多く見られます。Fit to Standardとアドオン最小化の考え方で、業務の標準化と原価管理の精度向上を同時に進める視点が欠かせません。

  • 生産計画と複数拠点の連携がERPに求める要件の高度化

    多品種少量生産やグローバル展開が進むなか、複数拠点間の情報連携と生産計画の精度は、基幹システムへの要求水準を押し上げています。拠点ごとに異なる業務の標準化や原価管理の統一が求められ、クラウドERP・SaaS移行の可否も含めた検討が必要です。構想段階で要件の全体像を整理することが重要になります。

  • ERP×生成AI・AIエージェント活用を見据えたデータ基盤整備の要請

    ERP×生成AI・AIエージェント活用が現実味を帯びるなか、成果を左右するのはデータの品質です。BOMなどのマスターデータの管理方針や、業務の標準化が整っていなければ、AIは十分に機能しません。原価管理や生産計画のデータを経営判断に活かすため、構想段階から基盤を設計する必要があります。

  • システム選定の前段階で成否が決まる構想策定の質が左右する投資対効果

    ERP導入には高額な投資が必要です。予算超過や納期遅延、アドオンの肥大化は、システム選定の前段にある「何を目指し、どう業務を変えるか」という構想の曖昧さに起因する場合が少なくありません。Fit to Standardを前提に、2027年問題を踏まえた生産計画まで含めて経営戦略と整合させることが、投資対効果を高めます。

コネクタブルーの提供サービス

  • 業界別テンプレートで課題を網羅的に可視化

    現状業務・システム課題の分析

    私たちは独自の業界別業務テンプレートを活用し、現状の業務とシステムを可視化します。製造業では原価管理やBOM管理の運用実態が拠点ごとに異なることが多く、ERPグランドデザインを描く前提として、課題を効率的かつ網羅的に抽出し、分析することが重要です。

  • Fit to Standardを軸に将来像を具体化

    To-Be業務・システム設計

    私たちはFit to Standardを軸に、業界特性を踏まえた業務改革とシステム構想を策定します。生産計画をはじめとする業務領域では標準化を基本としつつ、残すべき独自性を見極めます。アドオン最小化と業務変革を両立し、成果につながる将来像を具体化します。

  • 構想を要件へ落とし込みベンダーへの要求を明確化

    RFP(提案依頼書)作成支援

    私たちは策定した構想を具体的な要件へ落とし込み、ベンダーへの要求を明確にします。BOMの管理方式や業務の標準化方針、Fit to Standardの適用範囲といった要件を整理し、RFP作成から提案の評価・比較まで一貫して主導します。

  • 特定ベンダーに依存しない失敗しない製品選定

    中立的かつ客観的なERP製品選定

    私たちは特定ベンダーに依存せず、中立的な立場から最適な製品や周辺ソリューションを厳選します。クラウドERP・SaaS移行を含む選択肢を、2027年問題を踏まえ、原価管理などの要件との適合性から客観的に評価し、失敗しないシステム選定へ導きます。

  • 実現可能性を重視し予算超過と遅延を抑える

    導入ロードマップ・投資計画策定

    私たちは実現可能性を重視した導入計画と投資計画を策定し、予算超過や納期遅延といったプロジェクトリスクを低減します。2027年問題を見据えた時間軸の中で、ERPグランドデザインに沿った段階的な導入を整理し、生産計画への影響や業務の標準化の進め方も織り込みます。

  • クライアント側PMOとして成功へ導く

    導入フェーズPMO

    私たちはクライアント側のPMOとして、プロジェクトマネジメントや業務変革、クライアントタスクの支援を行います。Fit to Standardの方針を保ち、アドオンの追加要求を抑えながら、業務の標準化と原価管理の定着までプロジェクトを成功へ導きます。

製造業においてERP構想策定を進める上でのポイント

01

経営戦略と生産・原価の実態を結びつけるERPグランドデザインの描き方

ERP導入の成否は、経営層が示す方向性に大きく左右されます。私たちは、ERPグランドデザインを経営戦略から現場実務へ接続する設計図と捉えています。生産計画や原価管理の実態を見据えずに理想像だけを描くと、現場に受け入れられません。逆に現場の事情だけを積み上げれば、標準化が進まず投資対効果が見えなくなります。経営の意思と現場の巻き込みを両立させる構想が、プロジェクト全体を支える土台になります。

02

業界特性とFit to Standardを両立させるアドオン最小化の判断軸

製造業には、製番管理や個別受注生産など、生産方式に根ざした固有の業務プロセスがあります。私たちは、Fit to Standardを前提としつつ、標準機能に合わせる領域と、競争力の源泉として残す領域を切り分けることが重要だと考えています。原価管理やBOMの扱いは、その分岐点になりやすい領域です。過度なアドオンを抑制しながら標準化を進める判断軸を、構想段階で経営層と共有します。

03

2027年問題とAI活用を見据えたマスターデータ・データ設計の要諦

2027年問題・SAPサポート終了対応を迫られる今、移行の先にある活用まで見据えた設計が欠かせません。マスターデータの管理方針は、BOMや原価情報の精度を左右し、データ移行の難易度にも直結します。さらに、ERP×生成AI・AIエージェント活用を実現するには、整ったデータ基盤が前提となります。私たちは、KPI管理やBI活用を見据え、2027年問題への対応と将来の活用を両立するデータ設計を構想段階から描きます。

コネクタブルーの特長

経営戦略とIT戦略をつなぐ構想策定

基幹システムの刷新を単なるIT投資で終わらせないために、私たちは経営戦略や事業計画を起点に構想を描きます。業務、システム、組織を一体で設計することで、ERPグランドデザインが経営の意思と結びつきます。原価管理や生産計画といった現場の実務まで落とし込み、全社の標準化を無理なく進められる姿を具体化します。企業の成長を支える基幹システムの土台を、経営層の皆さまと共に築きます。

「業務変革による成果創出」と「Fit to Standard導入」を両立する構想策定

私たちは、業界の商習慣に対する深い知見に基づき、システム導入にとどまらない業務変革を構想します。Fit to Standardを軸にアドオンを最小限に抑えながら、BOMや原価管理に潜む固有の課題には業務側の見直しで応えます。標準化によって導入の短期化と低コスト化を図りつつ、確かな成果につながる業務のあるべき姿を描きます。変革と導入の両立こそが、構想策定の価値だと考えています。

データ活用を見据えたTo-Beシステム・データ設計

未来の経営判断を見据え、私たちはKPI管理やBI活用がスムーズに回るデータ基盤を構想します。BOMや原価情報、生産計画のデータを標準化して整えることは、ERP×生成AI・AIエージェント活用の前提にもなります。データを蓄積するだけでなく、経営判断に活かせる状態へ導く設計を重視しています。データを企業の次なる武器へと変える土台を、構想段階から丁寧につくり込みます。

構想策定から導入・定着まで一貫した実務型の伴走支援

ERPに知見のある人材が社内に少ない企業でも、安心して進められるよう、私たちは実務レベルで伴走します。構想策定から実行計画まで一貫して関わり、Fit to Standardの方針を貫きながら、生産計画や原価管理の要件整理も支援します。標準化を進める過程で生じる意思決定の負荷や、クライアント側の工数、導入リスクを最小限に抑えます。発注者の立場に寄り添う姿勢を大切にしています。

中立的な立場による第三者視点での製品・導入パートナー選定

私たちはベンダーフリーを徹底し、特定の製品に偏らない立場で支援します。クラウドERP・SaaS移行を含む幅広い選択肢を、2027年問題への対応も踏まえて客観的に見極めます。パッケージの優劣だけでなく、標準化の方針や組織カルチャーにマッチする開発パートナーまで第三者視点で評価します。製品と導入パートナーの双方を見据えることで、失敗しない選定を後押しします。

ERP構想策定の事例紹介

製造メーカー:ERP構想策定・導入で14ヶ月でのFit to Standard実装により業務効率30%向上を達成

製造メーカーのERP構想策定・導入で14ヶ月でのFit to Standard実装により業務効率30%向上を達成しました。

自動車部品メーカー:多拠点間の生産管理と品質トレーサビリティを強化

自動車部品メーカーのERP構想策定・導入により多拠点間の生産管理と品質トレーサビリティを強化しました。

産業機械メーカー:個別受注生産の原価管理精度を向上

産業機械メーカーのERP刷新により個別受注生産の原価管理精度を大幅に向上させました。

電子部品メーカー:グローバルERP展開で多拠点展開を達成

電子部品メーカーのグローバルERP展開で15カ月での多拠点展開を達成しました。

精密機器メーカー:製番管理・個別原価計算の高度化を実現

精密機器メーカーのERP刷新で製番管理・個別原価計算の高度化を実現しました。

Get In Touch

ERPプロジェクトを成功させるために

基幹システムの刷新は、お客様の社内に知識や経験を有したメンバーが少ない場合が多い一方、ERPの製品選定の難易度は高まっており、長期・大規模案件となることから、お客様にとっては非常に難易度の高いプロジェクトになるケースがほとんどです。
一般的にERP導入プロジェクトはセオリー/方法論通りに進めることが重要と言われており、確かにこのセオリーに精通していることは必要ですが、それをなぞるだけではプロジェクトを成功させるには不十分です。

私たちは、幅広いERP製品知識と、導入方法論への習熟に加え、お客様の業界・業務プロセス、企業文化への理解に基づき、セオリー/方法論の先に求められる「お客様にとって固有の創意工夫」に踏み込み、お客様と一緒にその答えを導き出すスタイルを採用しております。結果として、この部分において、これまでご支援させて頂いたクライアント企業様から最もご評価いただいております。

これからプロジェクトを立ち上げるが何から着手すべきか分からない、実行中プロジェクトの先行きが不透明化してきているなどの課題感をお持ちの場合には、まずはお気軽にお声がけ下さい。
Fit to Standardアプローチを軸として、業種・業務の複雑性によってはスクラッチ開発とのハイブリッド構成などお客様にとって最適なToBe像を幅広に、中立的な立場で示唆・提言させて頂き、プロジェクトの成功に貢献します。
基幹システムの刷新は、お客様の社内に知識や経験を有したメンバーが少ない場合が多い一方、ERPの製品選定の難易度は高まっており、長期・大規模案件となることから、お客様にとっては非常に難易度の高いプロジェクトになるケースがほとんどです。
一般的にERP導入プロジェクトはセオリー/方法論通りに進めることが重要と言われており、確かにこのセオリーに精通していることは必要ですが、それをなぞるだけではプロジェクトを成功させるには不十分です。

私たちは、幅広いERP製品知識と、導入方法論への習熟に加え、お客様の業界・業務プロセス、企業文化への理解に基づき、セオリー/方法論の先に求められる「お客様にとって固有の創意工夫」に踏み込み、お客様と一緒にその答えを導き出すスタイルを採用しております。結果として、この部分において、これまでご支援させて頂いたクライアント企業様から最もご評価いただいております。

これからプロジェクトを立ち上げるが何から着手すべきか分からない、実行中プロジェクトの先行きが不透明化してきているなどの課題感をお持ちの場合には、まずはお気軽にお声がけ下さい。
Fit to Standardアプローチを軸として、業種・業務の複雑性によってはスクラッチ開発とのハイブリッド構成などお客様にとって最適なToBe像を幅広に、中立的な立場で示唆・提言させて頂き、プロジェクトの成功に貢献します。

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よくある質問(FAQ)

製造業向けERP構想策定とは何ですか?

製造業向けERP構想策定とは、ERP導入に先立ち、経営戦略と整合する形で目指す姿や業務の在り方を定める上流工程の取り組みです。製造業のERP構想策定は重要なプロジェクトであり、製造業の業務プロセスは複雑であるため、現状分析から要件定義、ロードマップの策定までを体系的に進めます。ERP導入プロセスには構想策定が含まれており、ここでの検討の質がERP導入プロジェクト全体の成否を左右します。私たちは、この上流工程を担うコンサルティングサービスを提供しています。

ERP構想策定の4つのステップについて教えてください

ERP構想策定は4つのステップで進められます。第一ステップは、現状分析と課題抽出です。第二ステップは、経営・業務ビジョンの策定にあたります。第三ステップは、要件定義とスコープ設定です。最後のステップは、ロードマップと投資対効果の策定です。ロードマップと投資対効果の策定はERP構想の最後のステップであり、これらを順に進めることで、業務要件や対象範囲、スケジュールを明確にした導入計画を描けます。

現状分析と課題抽出では何を行うのですか?

現状分析と課題抽出はERP構想の第一ステップです。現状分析では業務フローの可視化が重要であり、業務部門やIT部門へのヒアリングを通じて、既存の業務システムや周辺システムの状況、データの流れを整理します。製造業では複数拠点間の情報連携が課題となることが多く、初ERP導入で選定に悩む企業も少なくありません。こうした課題を整理したうえで、業務領域ごとに改善の方向性を見定めます。

ERP構想策定は経営戦略とどのように関係しますか?

経営・業務ビジョンの策定はERP計画の第二ステップであり、ERP構想策定は経営戦略と整合する必要があります。ERP導入の成功は経営層の方向性に依存するため、DX推進の目的や管理会計をはじめとする会計領域の姿を、経営層と共に言語化します。また、業務改革を推進するために現場の巻き込みが必須であり、業務部門を含めた合意形成を図りながら、業務標準化の方針も含めたビジョンを描いていきます。

要件定義とスコープ設定ではどのような点を押さえるべきですか?

要件定義とスコープ設定は第三ステップにあたります。製造業では生産方式を考慮した業務プロセス設計が必須であり、これを踏まえて業務要件を整理します。業務設計フェーズで要件を高精度に定義し、要件定義フェーズでのFit Gap分析を通じて、標準機能で対応する範囲を見極めます。過度なアドオンを抑制することが重要であり、Fit to Standardの原則がERP構想の中心となります。PLMなど周辺システムとの連携範囲もここで確定します。

ERP構想策定で作成する成果物と投資対効果の考え方を教えてください

ERP構想策定には明確な成果物が求められます。代表的なものは、現状分析結果、ビジョン、要件定義書、導入ロードマップ、投資対効果の試算などです。ERP導入には高額な投資が必要であるため、ERP導入計画には投資対効果を定量化する必要があります。マスターデータの管理方針が重要であるため、データ移行の方針やシステム移行の進め方も成果物に含めて整理します。

ERP構想策定コンサルティングの費用や期間の目安はどのくらいですか?

費用は依頼先によって異なり、大手ファームの場合は700万円から1500万円程度の月額、ブティックファームの場合は300万円から1000万円程度の月額が目安です。期間は対象範囲や拠点数、業務領域の広さによって変わります。ERP導入には高額な投資が必要であるため、構想策定の段階で投資対効果とスケジュールを明確にしておくことが、導入企業にとってコストの適正化につながります。私たちは、お客様の状況に合わせた進め方をご提案しています。

製造業のERP導入で構想策定が重要な理由を教えてください

製造業の業務プロセスは複雑であり、複数拠点間の情報連携が課題となりやすいためです。製造業向けERPは業界特化機能が90%組み込まれており、複数拠点の情報を統合できる一方、自社に合う形で業務標準化を進める判断が欠かせません。ERPシステムはリアルタイムでデータを取得・分析でき、ERP導入により企業価値が向上するため、その効果を引き出す土台として上流工程の構想策定が重要となります。

ERPパッケージやERP導入パートナーはどのように選べばよいですか?

ERPパッケージの選定では、業界特化機能の充実度や周辺システムとの連携性を確認します。多言語・多通貨に対応したERPシステムが存在するため、海外拠点を持つ企業は対応範囲も比較対象になります。CSI(SyteLine)は製造業特化のERPパッケージです。導入パートナーについては、製造業での経験と上流工程への強みを確認します。運用開始後、最低2か月の運用支援を行う例もあり、運用保守まで見据えた支援体制を見ることも大切です。

構想策定から導入・運用までの全体の流れを教えてください

ERP導入プロセスは、構想策定から要件定義、設計、開発、テスト、データ移行、稼働、運用保守へと進みます。テスト&ユーザー教育はキーユーザー主導で行い、ERP導入プロセスは移行リハーサルを含みます。ERP導入プロジェクトの進捗管理が必要であり、プロジェクトマネージャーのリードのもと、SAP S/4HANAなどの対象システムの立ち上げを進めます。運用開始後は、最低2か月の運用支援を実施します。

ERP構想策定を依頼する際、どのような支援体制を期待できますか?

私たちのERP導入支援は2013年から行っており、2014年と2020年度にパートナーアワードを受賞しました。構想策定を担うパッケージ導入コンサルタントが、上流工程から参画し、IT部門や業務部門と連携しながら要件の整理を進めます。東京都や大阪、静岡県をはじめ日本国内の各拠点に対応し、勤務地や稼働条件に応じた体制を整えます。こうした支援を通じて、業務システムのシステム化とシステム移行を着実に推進します。